長らくユニット折紙の創作が出来ずにいました。
久しぶりにカッコイイ!!!!!と思える構造に出会え、熱が冷めないうちに設計が済み、合間を縫って少しずつパーツを折り、完成しました。
”Compound of a small stellated dodecahedron and 5 tetrahedra”
日本語に直すと「小星型12面体と5つの正4面体の複合体」です。
用紙は2種類の不切長方形 120枚です。手元に良い紙が無かったのでコピー用紙です。
元々は https://twitter.com/polyharrisson/status/1254355335613161473 このツイートで構造を知りました。
新旧共にラミエルが好きすぎて、特に新劇場版の変形シーンを繰り返し見ていた自分に刺さりすぎる構造です。ラミエル好きはみんな友達。
まだ誰もユニット折紙として着手していない、久しぶりにモチベーションが青天井、制作していた作品の納品目途が立って心身ともに若干の余裕がある状況。作るな という方が無理があります。
構造はこんな感じです。
「小星型12面体」と「5つの正4面体の複合体」です。「5つの正4面体の複合体」はユニッターに馴染みのある構造です。Hull氏のFITは有名ですし、「鬼畜CFT」という拙作もあります。
「小星型12面体」も幾何学好きには馴染みがあるでしょう。
この2つがこの比率で複合体になると何とも素敵な形になります。良いですねぇ。最高です。
星型とねじれが生み出す形は何とも蠱惑的です。妻に言ったらドン引きされると思うので言いません。
各多面体の大きさの設定ですが、求める方法は2つあり、図示しやすいのは以下だと思います。
正12面体の面に各頂点を結ぶ5芒星を作図、その内側の正5角形にちょうど収まるように「小星型12面体」を作図します。
「5つの正4面体の複合体」は正12面体の頂点を結ぶと求まります。
「5つの正4面体の複合体」は右向きと左向きがあるので両方作りt
この構造の最大のエモポイントはその構造のカッコよさにあることは異論がないでしょうが、設計していてテンションがブチ上がった点がもう一つありました。
それは角錐の幅の比率が以下のようになったのです。
エモすぎん…??
幾何学的には自然とこの比率になるかもしれませんが。 こまけぇこたぁいいんだよ!!!!!
長くなりそうなので分割します。